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処方ＤＢ【検索目次】
【方源】『金匱要略』
【組成】白頭翁・甘草・阿膠 2 秦皮・黄連・黄柏 3
【主治】『金匱要略』：
婦人産後の下痢がひどくて極度に虚したもの。
『金匱要略集注』：吉益東洞の言より引いて、
熱痢下重・大便血・心煩不得眠の者。
【臨床挙例】 痢疾 『中医雑誌』（1980; 2:58）
患者は６０余歳の女性。
赤白の下痢が日に数十行、裏急后重がある。
ニトロフラゾン（フラシン）を二日飲んだが効果はなく、
微熱あり、口干するが渇する程ではない。
舌質は淡紅、舌辺には小さな赤点があり、
乾いていて津液がない。脈は細数。
老年で津血が不足していた所へ熱痢を患ったので
津血が更に耗損したのである。
白頭翁加甘草阿膠湯
白頭翁12 黄連・黄柏・甘草 6 秦皮・阿膠 9
午前中に１剤を飲ませたら晩にはもう大便は形があるようになり、 更に１剤を飲ませたら癒えた。