【方源】『金匱要略』

【組成】川*弓・阿膠・甘草 2　艾葉・当帰 3　芍薬・干地 4

【功用】（１）『普済方』：保血安胎
　　　　（２）『中医方剤学』：補血調経・安胎止痛

【主治】婦人の衝・任脈が虚損し、崩中漏下や月水過多となり、 淋瀝として止まず、或いは早産後に出血が止まらなくなり、
或いは妊娠中に出血して腹中が疼痛する者。

【臨床挙例】　胎漏　『中医医案医話集錦』：

　楊某々、女、３１歳。妊娠４ケ月になって何故か出血がある。
量も多くなく、痛みもない。脈は滑で無力である。
これは過労から来る脾の損傷で、
肝が蔵血せず、脾が統血せず、胎漏となったものである。
清熱安胎・養血止血を治法として加味阿膠四物湯を用いた。

　阿膠・艾葉・白芍・当帰・続断・杜仲・人参 9
　生地15　黄岑・甘草 6　川*弓 3

服薬３剤で出血は減少し、更に５剤で血は止まって癒えた。

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