【方源】『傳青主女科』

【組成】人参・熟地・白朮10　山薬・山茱萸・白扁豆 5
　　　　杜仲 3　枸杞子 2　炙甘草 1

【功用】補脾腎・固胞胎

【主治】妊娠して脾腎が虧損し、帯脈が無力となり、
　　　　下腹部が痛み、胎動不安となり流産しそうな者。

【臨床挙例】先兆流産　『湖北中医雑誌』（1987; 1:13）：

　本方加減で先兆流産５０例を治療した。基本方は

　党参・白朮24　山薬20　熟地・菟絲子15
　杜仲・続断・白扁豆10　旱蓮草30　炙甘草 6

腹痛がひどければ　　＋白芍30
血熱には　　　　　　＋黄岑10
出血がひどければ　　＋地楡15〜30　阿膠10
大便干結すれば　　　＋大黄 6
食欲不振なら　　　　−熟地＋砂仁 6
悪心嘔吐があれば　　＋半夏10　陳皮 6

その結果、治癒が４５例、無効が５例だった。

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