435/435   GFB02043  養生堂            小児の便秘
(13)   95/09/15 09:23

「胃不和なれば安眠ならず」
小児の便秘は各種疾病の主要な原因の一つである。
例えば、扁桃腺炎・上呼吸道感染症・気管支炎・貧血・佝僂病などなど。
このために小児科の疾病治療において便通をつけることが急務とされる。
大抵はこれで、たいした薬でなくても二倍の効き目が出る。

経験方１：焦山査子10　炒二丑 3ｇ　粉末化
　　　　　適量の紅糖を加え、水で糊状にして一回で食べさせる。
　　　　　三時間後に大便が出ると諸症は除かれる。

経験方２：炒莱服子10ｇ　粉末化
　　　　　毎晩、白砂糖水で飲ませると翌日大便が出る。
　　　　　３〜５回くり返すとだんだん便通が正常になってゆく。

とりわけ言いたいのは「胃和せば安眠あり、百病は生ぜず」と言う事である。

（注１）中医学で胃というのは胃腸すべて、消化器管のこと。
（注２）経験方２はマルツエキスよりも効果的かも知れません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　（中国中医薬報　1995.8.9　より）