632/632   GFB02043  養生堂            脱毛畏れるに足らず
(13)   97/05/07 12:27

人体の陽経の経脈はすべて頭に集まる。
頭頂の百会穴は即ち諸陽の会穴である。
体質的に内熱のある男子は虚火が経脈を上って頭へ行く。
例えば肝経の熱は巓頂へ、
胆経の熱は頭の両側へ上がり、
膀胱経の熱は後頭部に鬱滞し、
胃経の熱は前頭部に留まる。
それ故に禿の形態も地中海型・前頭部型・後頭部型・全禿型
に分けられ、脱毛と内臓の機能異常が相関関係にあることが分かる。

脱毛症は決して難治ではない。
対症する所を通る経絡に取穴し、関係する内臓を調整し、
内熱が再び頭へ燃え上がらないように頭皮の気血を疎通し、
頭部の経絡の陰陽を平衡させ、
毛穴に充分な栄養を与えて再生させれば良い。

私の経絡養生法は型によって分けている。
肝経だと行間穴を、
胆経だと侠谿穴を、
膀胱経だと昆崙穴を、
胃経だと内庭穴を一回に指圧、１５分間して熱を瀉す。
それを朝晩各一回づつする。
並びに手指の爪の甲でいつも頭皮に刺激を与えて局部の圧力と
虚熱を解除すれば脱毛を遅延させることが出来る。

（中国医学網　より）